パンダマウスの繁殖日記
うちのパンダマウスのネズ(♂)と姫子(♀)を繁殖させたときの日記(2005年12月〜1月)の中からピックアップして再掲載します。これから繁殖を考えているかたの参考になったらうれしいです。
マウスとハムスターは飼いかたや寿命などが似ている点がおおいことから、繁殖に関してもハムスターの飼育本を参考にしました。マウスはもちろん、ハムスターの繁殖を考えている方にも参考になればいいなと思っています。
繁殖のまえに
ハムスターにしろマウスにしろ、飼っているうちに情がうつって「この子の子供の顔が見たい」「子供を作ってあげたい」と思うことは飼い主として悪いことではないと思います。
ですが、ハムスターやマウスは多いと10匹前後前後の子供が産まれます。
「じゃあ、繁殖を…」と実際に行動に移す前に、もう一度冷静になって次のことがクリアできるかどうか考えてください。
・マウスの場合はメスは一緒に飼うことができますが(相性によってはケンカすることがあります)、オスは一緒に飼うことが難しいです(まれにうまくいくこともありますが…可能性は少ないです)。
・そのため子供の数だけ飼育ケースが増える場合があるということと、すべて子の世話をする覚悟がありますか?
・自分のうちでは全部飼うことはできないとしたら、子供をあげる里親先が決まっていますか?
いざ生まれてから、里親先がないけど自分では飼いきれない…では、生まれてきた子供が不憫です。
・「ペットショップに引き取ってもらえばいいや」という考えはやめてください。引き取りをしているショップはないと考えてたほうがいいです。
また、「ネットで里親募集をすればいいや」という考えもやめてください。必ず決まるとは限りませんし、特にハムスターはどこのペットショップでも安く売られていますので、わざわざネットで取引を…という人は少ないでしょう。
繁殖時期
ハムスターもマウスも寿命は2年前後です。そのことから考えても、成熟してから1歳未満のうちに繁殖をしたほうがリスクは少ないです。
歳をとってからの出産は母子共に負担がかかりますし、オスに関してもあまりに歳をとってからではリスクが大きいようです。
また、連続出産は母親に負担がかかります。どうしてもという場合以外は避けてください。
パンダマウスはオスも子育てを手伝いますが、その反面、出産した直後にメスを追いまわすことがあります(うちもそうでした)。そのために連続出産になることがあります。連続出産を避けたいのなら、妊娠が確定したらオスをひき離したほうが無難です。
*このサイトを訪問して下さった方から次のようなご指摘がありました。
パンダマウスに限らず、げっ歯類は分娩後、2〜24時間以内に排卵があります。これを後分娩交配と言うのですが・・・。出産の後♂が♀を追いまわす・・・と言う記述があったので。続に追っかけ交配とも言いますが、この時の妊娠率は98.9%と非常に高いので、それを目的にする以外は出産前に♂を分離しておきましょう(^^)
お見合い
条件に合うオスとメスが見つかったら、まずは飼育ケースを隣同士にして数日様子を見てください。そうしてお互いの匂いなどを覚えてもらいます。
そして、対面させる際には、オスの飼育ケースにメスを入れてください。
メスはすぐにはオスを受け入れません。そのため、はじめは5分、次の日は10分…と、徐々に一緒の飼育ケースに入れる時間をふやして、何日かのちに一晩一緒にしてみてください。
妊娠
妊娠期間はおよそ20日です(ハツカネズミといわれる由縁です)。妊娠が確定したら、汚れた部分の床敷きを取り除く程度の掃除のみにして大掃除は避けてください。
いつ産まれるか気になるのは分かりますが、必要最低限のふれあいのみにして、刺激を与えないようにしてください。
人間がかまいすぎるとお母さんが敵に狙われていると思い、産まれてきた赤ちゃんを食べてしまう例が少なくありません。
子食いを避けるためにも、出産前の掃除をさけ、出産直後に子供の様子を覗くことはやめてください。
出産
夜中から明け方が多いです。
何度も云いますが、出産直後はお母さんがものすごく神経質になっているので、絶対に子供の様子を見ようと小屋をあけたりせず、安心して子育てができる環境を作ってください。
見るのはもちろん、間違っても子供に触ったりなどしないようにしてください!!人間のにおいがつくと敵だとみなし、お母さんは食べます。ハムスターはマウスなど小さく弱い動物が生きていくため自然の摂理です。
赤ちゃんが小屋から離れてお母さんの元まで戻れない状況の場合は、人間の臭いがつかないようにスプーンやわり箸などでお母さんの元に戻してください。
お見合い
では、あらためて繁殖日記のスタートです。
写真はの姫子(左)とネズ(右)。
まずは2週間くらい飼育ケースを隣同士にし、その後、オスのケースにメスを入れました。
初めはお互いの鼻をくっつけてにおいを嗅いだり、お尻のにおいを嗅いだりしていましたが、そのうちメスが逃げてオスが追いかける、かと思えばオスが逃げてメスが追いかける…の繰り返しでした。
1日目は10分くらい一緒にさせておき、その後は別々のケースにしました。
2日目以降もオスはやる気まんまんですが、メスは鳴いてイヤがりました。
昨日よりも少しだけ長く、20分くらい一緒にして2匹を離しました。
その後は、1日づつ一緒にする時間を長くし、半月くらいしてから一晩中、2匹を一緒にしました。
寝ている間に大げんかしてたらどうしよう?と思っていましたが、それはなかったようです。
オスがメスにのしかかろうとしては嫌がられているのですが、かと思うとメス自らオスに毛づくろいしたり小屋に入っていったりするので、嫌いではないのでしょう。
朝や昼、それから夕方までは2匹とも仲がよいのですが、夜になったらオスが本性丸出しになり、嫌がるメスを後ろからのしかかろうと必死に追い回します。
メスは鳴きながら逃げ回っていたのですが、何度かつかまっては腰を振られていました(動きが速くてびっくり)。
といっても、3〜5秒くらいで逃げていましたが、ハムスターの飼育本には、「メスをオスの飼育ケースに移してしばらくすると、オスがメスを追いかけ始める。そのうちメスがお尻を突き出して止まるポーズを5〜10秒とるようになり、交尾は20〜60分の間に繰り返し行われる」と書かれているので、短い交尾を繰り返し行うということなのでしょう。
おそらく、このときのことが妊娠につながったようです。
懐妊
姫子はえさをよく食べるようになり、少しづつ太ってきました。
日に日にお腹が大きくなり、体重が増えています。
見るからに重そうですが、その割にはちょこちょことよく動きまわっています。
出産
子供が産まれました。
夜中の3時〜4時くらい、私が眠っている間に産んだようです。
1分おきくらいで「ミーミー」鳴いています。
オスメス一緒にさせておくと2匹で協力して子供の世話をすると聞いていたのですが、その通り、姫子がえさを食べているときはネズくんが、ネズくんがえさを食べているときには姫子が小屋にいて、子供を守っていました。
ところが夕方、2匹とも小屋の外に出ていて、「どっちかが中にいなくていいのか?」と思っていた矢先に目の前でネズくんが姫子に乗っかって腰を振りはじめました( ̄□||||!!
急いで2匹を引き離し、ネズくんは今日から別の飼育ケースで別居させることにしました。
連続出産を避けるためには、懐妊が確認できた時点で2匹を引きはなしたほうがいいです。
姫子はすっかりスリムに戻りました。
ただ、子を守る本能のせいか、ものすごく警戒しています。
2日目
1.5センチくらいの小っちゃくてピンク色の物体が合計7匹。
小さい体によくこれだけの量が入っていたもんだと感心します。
姫子がえさを食べて小屋に戻ってくると、みんな一斉に取り合うようにおっぱいを飲んでいます。
3日目
大きさの目安に近くに1円玉を置いてみました。明らかに昨日よりも大きくなっています。
昨日と違うところは体の大きさと、写真では分かりにくいかもしれませんが、背中にうっすらと黒い模様が浮かびあがってきました。後に黒い毛が生えてくる部分です。
姫子は食欲旺盛で、出産前の2〜3倍くらい食べています。
4日目
昨日よりさらに体が大きくなりました。ちょっとぽちゃっとしてきたかな。
背中の黒い模様がさらに濃くなりました。
5日目
子供たちはさらにぽちゃっとしてきました。
そして背中の黒い模様がさらに濃くなってくっきりとしてきました。
もぞもぞとよく動くようになり、足で仲間の顔を蹴ったりしています。
6日目
姫子は育児疲れがでてきたようで、子供におっぱいをあげながら熟睡をしています。
立ち上がったときに腹側を見たら、おっぱいが腫れていました。
赤ちゃんは昨日よりさらに大きく、ブチもさらにくっきりしてきました。
後ろ足で毛づくろいする姿も見ました。赤ちゃんとはいえやっぱマウスですね。
7日目
数日前までは姫子の下に隠れて眠っていたのが、体が大きくなって、全員が姫子の体の下に隠れられる大きさではなくなってしまいました。
また、姫子が小屋の外で遊ぶ時間が増えてきました。
赤ちゃんには顔にひげが生えてきました。
7匹で姫子のおっぱいを争っています。
8日目
赤ちゃんの全身にうっすらと白い体毛が生えてきました。
あと、目はぼんやりとした黒い丸だったのが、切れ込み(?)が出てきました。
「姫子のおっぱいを競って飲んでいるところ」のムービーです。きっとたくましい子になることでしょう。
9日目
重なって眠っています。ぽっちゃりコロコロしたのが固まっているとかわいいです。
赤ちゃんの全身に生えてきた体毛はさらに伸びてかなり白くなってきました。このままいくと明日には地肌が見えなくなるかもしれません。
写真を撮ろうと小屋をはずしたら、ヨタヨタとかなり危なっかしい足取りながらもそれぞれがあちこちの方向に歩き出しました。
急いでスプーンで元の場所に戻しましたが、かなりあせりました。
今でこれだったら、本格的に歩けるようになったら収集つかないなあ。
10日目
赤ちゃんの全身の体毛はさらに伸びてすっかり白くなりました。
耳は穴が出来始めました。
11日目
姫子が動いてもおっぱいに吸い付いたまま引きずられている図です。
すばらしい吸着力。
赤ちゃん全員の腹側を見たら、メスにはおっぱいが確認できました。
12日目
今日も固まって眠っています。1匹床敷きに頭から突っ込んでるのがいますが、よく窒息しないもんだと感心します。
目はまだあきませんが、耳の穴はあきました。外の音は聞こえているのかな?
13日目
今日は1匹づつ手に乗せて模様などを観察しました。今日もまだ目は開きません。
14日目
ついに全員目が開きました!!まだ半開きで目つきが悪いのですが…。
あと、子供が姫子を追いかけて小屋の外に出てしまうことがありました。
姫子は小屋に戻そうとするのですが、足をくわえるので子供が嫌がって暴れてしまい、そのまましばらく飼育ケースの中をおぼつかない足取りで歩いていました。
あと何日かしたら全員で自由に飼育ケース内を歩き回るようになるのでしょう。
16日目
子供たちは固形物が食べられるようになりました。
写真で食べているのはかぼちゃボーロですが、昨日、ペレットをふやかしたものをあげたら、朝にはきれいになくなっていました。
あと、多めにお皿にいれておいた粉ミルクも空になっていたので(姫子だけでは残してしまう量です)、私が寝ている間にみんなでケース内をうろうろしてえさを食べたり遊んだりしていたのでしょう。
そろそろ夜中がにぎやかになりそうです。
17日目
写真は、おもちゃ代わりに小さな小屋を入れたら、みんなで中に入って遊んでいるところです。
子供たちは夜中にちょろちょろと飼育ケース内を動きまわるようになりました。
ミニチュアマウスがわらわらと動いているようで見ていて飽きません。
少しですがペレットやえん麦や粟の穂など普通のえさも食べるようになりました。
でも、一番すきなのは、まだまだママのおっぱいみたいです。
20日目
まだ完全に乳離れはできていないようで、時々おっぱいを取り合っています。いつになったら完全に離乳するのかな。
そろそろ手からえさをあげたりしていこうと思います。
22日目
さーて、どれが姫子でしょう?パッと見では迷ってしまうほど子供たちは大きくなりました。
子供たちは元気です。それに輪をかけて元気なのが姫子。
給水ボトルに登ろうとしたり、床敷きを掘り返したり、子供そっちのけで先頭切って大暴れしています。
しかもあたしが子供をなつかせようと手を入れると、しつこくまとわりついてきます。
「お前はいいの!あたしは子供たちと仲よくなりたいのよー!」
仔パンダマウスのムービーです。
小さな小屋に7匹全員で入ってぎゅうぎゅうになっているところです。1匹、入れてもらえない子がいますが、入ったところで終わります。
26日目 ひとり立ち
昨日の夜中、突如、仔パンダマウスのオスがケンカを始めました。
いまだにママのおっぱいに吸い付いている子もいるので、まだまだ子供だと思っていたし、生まれたときから一緒なら相性にもよるけどずっと仲いいこともあると聞いたことがあるのですが、やはり無理なようです。
いつのまにかいっちょまえのオスになってたんですね。

オスは4匹いるのですが、そのうち2匹を1匹づつ別のケースに移したら、その後は静かになったので、あとの2匹はそのまま他の兄弟と一緒にいます。
でも、ケンカするようならすぐに別のケースに移せるように飼育ケースの準備はしてあります。
写真は別離させた仔マウス2匹です。
成長早いですね。もうひとり立ちです。