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たね病気について

病気の具体的な症状です。
ハムスターの飼育本からの抜粋ですが、マウスに共通の病気も多いです。

病気については、飼育書を1冊もっていると、いざというときに慌てずにすむと思います。
病気について詳しく書いてあり個人的におすすめの飼育書は、「わが家の動物完全マニュアル ハムスター」「Anifa」のHPからも買うことができます)か、写真はないものの、マンガで描かれていて子供向けなのは「ハムスターの救急箱(4)病気編」です。

病気の発見は、いかに毎日のスキンシップの中でささいな変化を見つけられるかでしょう。
特に、見ているだけで分かる変化(えさを食べる量が減った・うんちやおしっこの量が減った・運動好きだったのにしなくなった・小屋に閉じこもってる・毛並みが悪い・ハゲができたなど)は見逃さないようにしてください。また、週に1〜2回は体重のチェックをしたほうがいいです。

いずれにせよ、素人判断はせず、いつもと違う動きをした時点で病院に連れていくことが大切です。

 

おなかの病気

●下痢(ウエットテイル)
★症状…水っぽい便でしっぽやおしりが濡れます。うんちの形がくずれてにおいがきつくなります。体重が減少したり、食欲がなくなったりします。
★原因…細菌感染・ウイルス・カビ・寄生虫・ストレスなど。えさによって腸内細菌のバランスをくずしたり、給水ボトルのカビによることもあります。脱水症状をひき起こし、体力を消耗させ、死亡率が高い怖い病気です。
★治療…甘くみると2〜3日で死んでしまうこともあるのですぐに病院へ連れて行ってください。
基本的に抗生物質(寄生虫の場合は駆除剤)で治します。複数飼いしている場合は他の子にもうつっていることがあるので、下痢の子を隔離し、念のため健康な子も全員病院でみてもらってください。飼育ケースや給水ボトルなどは丸洗いし消毒してください。
★予防…飼育環境を急に変えたり、かまいすぎなどストレスを与えないようにしてください。
また飼育ケースや給水ボトルは定期的に洗浄し(水は毎日取り替えてください)、野菜や果物・おやつや種子類のあげすぎに注意してください。牛乳やチーズも腸内細菌のバランスをくずすことがあります。

●便秘
★症状…うんちが出づらくなり、おなかがふくらんだり食欲がなくなったりします。腸閉塞の場合も同じ症状が見られます。
★原因…トイレ用の固まる砂や綿・タオルなどを食べ、消化されずに詰まってしまうことなどが考えられます。
★治療…病院に連れていって下剤をもらって与えてください。それでダメなら手術で取り出します。軽い場合はおしりをつつくと出ることがありますが、肛門を傷つけることもあるので注意してください。
★予防…食べていけないものは置かないでください。冬用の素材として売られている綿やタオルなどは、誤って食べてしまうと消化されないので使わないでください。

●直腸脱
★症状…おしりの穴から反転した腸が飛び出す病気です。下痢が続いたあとに起こることが多く、早く手術をしないと危険です。発見したら絶対ににさわってはいけません。
★原因…下痢のしすぎで腸がひっくり返って、おしりから出してしまいます。
★治療…おなかを開き、腸を元に戻します。直腸がひっくり返った場合は、肛門のまわりをぬう手術をします。
★予防…とにかく下痢をさせないことです。飼育ケースはこまめに掃除して清潔を心がけてください。

 

皮膚の病気

はげ●アレルギー性皮膚炎
★症状…おなか・わき腹・胸などに脱毛と発疹ができます。症状は広範囲でかゆみをともないます。
★原因…ストレスや床材、えさに含まれた原料が原因でアレルギー反応をおこすことがあります。また、ハウスダスト・たばこ・香水・ワックス、老齢や栄養不足、寝床で排泄をしたりなど不潔な状態でも起こることがあります。
★治療…床材を変え、香りの強いものを遠ざけて原因を探ります。それでもよくならない場合は病院で薬をもらってあたえます。
★予防…高齢の場合は別ですが、環境によることが多いようです。床材に針葉樹マットを使っている場合は牧草や広葉樹マット・新聞などに変え、ペレットは栄養素がしっかりしたものにし、おやつはあまりあげないようにしてください。また、飼育ケースはこまめに掃除して清潔を心がけてください。

●ニキビダニ症
★症状…ゴールデンハムスターは腰からおしりにかけて、ドワーフハムスターは首から背中にかけて炎症を起こしたり脱毛したりします。かゆみをともなうことから、ひっかいて自らの体を傷つけることもあります。
★原因…赤ちゃんや妊娠中に多くみられます。ニキビダニは通常、全身の毛や皮脂腺に寄生していますが、免疫力の低下や皮膚の状態が悪くなった時に増殖します。
★治療…病院でダニを駆除する薬をもらってあたえます。
★予防…飼育ケースは掃除をし清潔を心がけてください。また、免疫力が下がらないように食事やストレスに気をつけてください。

 

歯と口の病気

●頬袋の炎症
★症状…頬袋の中が傷ついたり、粘膜にえさがくっついたりして炎症を起こします。症状が進むと、顔がはれたり腫瘍ができることがあります。
★原因…尖った物が頬を傷つけたり、粘膜にえさがくっついて出せなくなったりして、傷口から細菌が入って化膿します。
★治療…病院でうみを切ってだし、消毒と抗生物質で炎症をおさえます。
★予防…頬袋にくっつきやすいえさは与えないようにしてください。ストレスで頬袋にずっとえさをいれておく子もいるので環境を見直してみてください。

●頬袋脱
★症状…主にドワーフハムスターにみられます。多くは頬袋の入り口のすぐ前にある臭腺の周囲が大きくはれて口の外に飛び出します(頬袋が反転することもあります)。
★原因…ウイルス感染や、頬袋にいれたえさが腐ることなどが考えられます。
★治療…放置しておくと傷口から感染することがあるので、病院で脱出した部分を切ってぬいあわせる手術をします。
★予防…頬袋につきやすいえさやおやつは与えないようにしてください。ストレスで頬袋にずっとえさをいれておく子もいるので環境を見直してみてください。

●不正咬合
★症状…ハムスターやマウスなどのげっ歯類は、上下2本一生のびつづけます。そのため、かたいもの(かじり木など)をかじったり、固いえさを食べたりして自然に歯をけずります。
ですが、様々な原因で上下2本の前歯がかみ合わず、歯が削れずに異常に伸びてしまう症状です。
のびた歯があごにささったり、口の中を傷つけてえさが食べられなくなります。急に食欲がなくなったり口から出血している場合は、まずこれを疑ってください。
★原因…金網ケージをかじることで歯が変形してかみあわせが悪くなったり、やわらかいえさばかり食べていたり、カルシウム不足など栄養的な問題などで歯がのびすぎて起こります。
また、高いところから落下したなどの外傷で歯が折れたり曲げてしまった場合は、反対側の歯が削れずに歯肉や皮膚に刺さって出血や歯肉炎を起こします。
★治療…歯を切って抗生剤をあたえます。一度切っても、もともとのかみ合わせが悪くなっているので定期的に切らなくてはいけません。飼い主が切ることもできますが、ハムスターが暴れてあごや舌などを誤って切ってしまうことがあるので、病院で切ってもらってください。自分でやる場合は、軍手をしてハムスターをしっかり持ち、ニッパーやつめ切りで1本づつ切ります。2本いっぺんに切ると歯が曲がってしまったりします。
★予防…いったんなってしまうと一生にかかわる症状です。
金網ケージを使っている場合は衣装ケースや水槽に変えてください。えさは固いペレットなどをあげたり、かじり木を与えてください。

●歯周病
★症状…歯ぐき周辺に傷ができ、そこから細菌が入ることで歯肉炎や口内炎などの病気にかかります。歯茎からの出血、異臭などの症状があらわれます。
★原因…金網ケージのかじりすぎなどで唇や歯ぐきに傷ができて、そこから細菌が入っておこります。また、糖分の多い食品ばかりを食べることで起こる場合もあります。
★治療…口内炎など軽い症状では抗生物質を与えます。うみができている場合は切開してうみを出します。歯の損傷がひどい場合は抜歯をします。
★予防…金網ケージを使っている場合は衣装ケースや水槽に変えてください。また、糖分の多いえさは与えないようにしてください。

  

耳の病気

外耳炎●外耳炎
★症状…耳(またはその周囲)を足でかいたり、頭をさかんに振ったり、耳を壁に押し付けたりします。耳をよく見ると中が汚れていることがあります。
★原因…細菌の感染によっておこります。ケージ内を不潔にしていることも原因のひとつです。
★治療…点耳薬と抗生物質を投与して炎症を抑えます。
★予防…飼育ケースはこまめに掃除して清潔を心がけてください。

 

胸の病気

●風邪
★症状…くしゃみと鼻水、症状がすすむと気管支炎を起こして呼吸困難になることもあります。悪化すると肺炎を引き起こします。食欲がなくなり、ぐったりして40℃以上の発熱が見られます。
★原因…カビやケージ内が不潔な状態による細菌感染、温度の急激な低下などです。そのほかにも、インフルエンザウイルスは人からもうつるので、かかっている人のそばに飼育ケースをおかないようにします。
★治療…応急処置として、部屋を20〜24℃くらいのあたたかい状態にします。動物病院に連れて行き、抗生物質や抗ヒスタミン剤、ビタミン剤などをもらってあたえます。
★予防…季節の変わり目は温度変化に気をつけてください。体力をつけるためにえさは栄養バランスのよいものをあげてください。飼育ケースの掃除も大切です。

●心臓病(心不全)
★症状…呼吸が苦しそうになり、呼吸のたびに背中とおなかが大きくふくらみます。歯茎や舌が紫色になることもあります。
★原因…老化に伴って心臓の機能が低下し、心筋症や心不全が起こります。高カロリーの食事も心臓に負担をかけることになります。
★治療…強心剤や血管拡張剤など心臓の負担をへらす薬を与えます。呼吸困難の場合は酸素吸入も行います。
★予防…発病したらまわし車や遊具をはずしてください。種子類やチーズなどの高カロリー食品はさけて、野菜中心の栄養バランスのよいえさに切り替えてください。

 

目の病気

●結膜炎・角膜炎
★症状…まぶたの周囲や内側を見て、うみや水泡がなく、結膜が赤く炎症を起こしていれば結膜炎です。
角膜炎は複数飼いによるケンカや床敷きなどが目に入って角膜を傷つけることで起こり、涙や目ヤニがたくさんでます。気にして目をひっかくので、放っておくと症状が悪化します。
★原因…床材によってアレルギーをおこしたり、細菌に感染したりして起こります。また、トイレの砂やほこりが目に入って、こすっているうちに角膜や結膜に炎症をおこすことがあります。
★治療…細菌感染を防ぐために点眼薬をさします。重症の場合は内服薬も必要です。
★予防…床材やトイレの砂などを飼育ケースから取りのぞき、飼育ケースの掃除を増やして清潔にしてください。結膜炎は、毛づくろいで目をこすることなどでおこるので、清潔な環境で飼うことで細菌感染や事故の予防になります。また、複数飼いをしていてケンカいているようなら一匹で飼ってください。

●白内障
★症状…目の水晶体が白くにごり視力が低下したり目ヤニが出たりします。失明することもあるので、すぐ病院につれていってください。
★原因…一般的に老化によって起こることが多いようですが、内臓疾患や糖尿病・遺伝などが原因のこともあります。
★治療…今のところ治療法がありませんが、もともと視力が弱く、においやひげで状況確認をしているので、失明してもそんなに問題はないようです。
★予防…糖尿病や内臓疾患にならないように栄養バランスのよいえさを与えて運動させてください。老化を遅らせることで白内障の確率も減ります。

●眼球突出
★症状…まぶたから眼球が飛び出してしまう症状です。そのままにしておくと眼球が乾いて失明します。
★原因…首筋を長い間つかんでいると興奮状態になり、眼球が飛び出します。また、粘膜にうみがたまると眼球が押しだされてしまうことがあります。
★治療…うみによる場合は手術で取りだします。眼球が乾いてしまったときは点眼で乾燥をを防ぎ、抗生物質で細菌感染を防ぎます。
★予防…細菌が目に入らないように飼育ケース内を清潔にしてください。外傷が原因になるとこもあるので、高所からの落下などに気をつけてください。

ものもらい●マイボーム腺種
★症状…右の写真のようにまぶたに赤いできものができます。
まぶたの内側にあるマイボーム腺からの分泌がうまくいかずに貯留した状態で、腫瘍化することで起こります。
★原因…体質によることが多いようです。マイボーム腺はまぶたの裏側にいくつもあるので、できやすい体質の子は両目にできたり、片目にだけ複数できる子もいます(うちの子は右目だけに3つできました)。
★治療…ムリに処置をすることがストレスになるので、分泌物が溜まっているだけならそのままでもよいです。しかし、大きくなりすぎたり腫瘍化してしまった場合は内側から切除します。どちらにせよ、あまり大きくならないうちに病院に連れていってください。
★予防…細菌が目に入らないように飼育ケースはこまめに掃除して清潔を心がけてください。
トイレ用の固まる砂は使用しないようにしてください。外傷が原因になるとこもあるので、高所からの落下などに気をつけてください。

  

ケガ

●骨折・ねんざ
★症状…足が曲がったり部分的にはれあがったりして、歩き方がぎこちなくなります。背骨の骨折は下半身麻痺や内臓疾患をひきおこして死ぬこともめずらしくありません。
★原因…金網ケージの天井からの落下や、まわし車に足をはさんだりひっかけたりして骨折することが多いようです。
★治療…症状が軽いなら小さなケースに入れて安静にします。骨折はレントゲンでどこが折れたか確認します。大たい骨やけい骨・上腕骨など太い骨が折れている場合は、麻酔をかけて骨をつなぐ手術をして抗生剤をあたえます。
また、高齢などの理由で麻酔がかけられない場合は、外固定をして1〜3週間くらい安静にして骨がつくのを待ちます(骨折の度合いや年齢によって時間が異なります)。最悪の場合は足を切断することもあります。
ねんざは炎症を押さえる薬を与えます。
★予防…金網ケージを使っているのなら衣装ケースなどにし、まわし車はすき間のあるものは避けてください。複数で飼っている場合は1匹で飼うようにしてください。

●外傷
★症状…主に切り傷です。ケンカやまわし車にひっかけたりなどで皮膚が切れたりします。猫や犬に攻撃された場合は内臓にまで傷ついていることがあります。いずれにせよ、早めに病院に連れていってください。
★原因…ひとつのケージで複数飼いをしていると相手のつめや歯で傷つくことがあり、場合によっては死にいたることもあります。また、ケージに体をひっかけてしまうこともあります。
★治療…傷口がとじないうちに消毒し、その後、抗生物質をあたえて細菌感染を防ぎます。大きな傷は皮膚を縫い合わせます(1週間ほどでつきます)。
化膿や壊死部分がある場合や内臓への傷が疑われる場合は治療が困難なことがあります。
★予防…マウスやジャンガリアンなどは複数飼いができると云われていますが、相性が悪いと殺し合いのケンカをすることも少なくありません。ケンカが多いようなら、別々の飼育ケースで飼ってください。

 

泌尿器・生殖器の病気

●膀胱炎
★症状…血液の混じった赤やオレンジのおしっこをします。回数や量が増え、陰部が濡れている状態になります。
★原因…からだの免疫力が低下しているときや膀胱に細菌が入っておこります。高齢になってからの腎臓障害も原因になります。
★治療…抗生物質を与えます。
★予防…栄養バランスのよいえさをあたえて免疫力を高めてください。また、飼育ケースはこまめに掃除して清潔を心がけてください。

●膀胱結石
★症状…血尿による貧血や体重の減少が起こります。おしっこがでにくくなるため、おなかを触られるのを嫌がります。
★原因…カルシウムなど余分な成分が膀胱にたまって結石ができます。細菌感染による炎症なども原因になります。
★治療…病院で手術をして結石を取りのぞきます。手術後は野菜や果物を多めに与えて、おしっこの量を増やすようにします。
★予防…結石ができやすいカルシウムの多いえさをあたえないようにしてください。鳥用の塩石はおすすめできません。再発の多い病気なので定期的に検査をしてもらってください。

●子宮蓄膿症(メス)
★症状…レントゲンやエコーで腹水などと区別し、子宮に膿や血液などがたまって外陰部から膿がでていれば子宮内膜症です。高齢で多飲・多尿・腹部の腫れなどがあればその可能性が高いです。
また、呼吸困難などの症状が出ることもあります。この場合は子宮の全摘出が必要です。
★原因…卵巣からの分泌物がアンバランスになったことによる子宮内膜炎や尿路系からの感染が考えられます。また、卵巣腫瘍からの移行も考えられます。
★治療…開腹して子宮の全摘出をします。高齢だったり外科的処置が難しい場合は抗生物質をあたえます。
★予防…1歳を過ぎてのムリな繁殖、複数回の出産は避けてください。予防は難しいのですが、栄養バランスのよい食事を与えて免疫力を高めてください。

●膣脱(メス)
★症状…膣が反転して外に出ます。
★原因…老齢による筋力の低下や膣炎からの移行などが原因です。膣粘膜が外にでているので、歩くことで糞尿がついて炎症が悪化することもあります。ひどいと出血します。
★治療…消炎剤ではれをひかせて抗生剤をあたえます。はれがひくことによって膣が戻ることがありますが、戻らない場合は外科的処置が必要です。
★予防…不衛生な環境からの細菌感染も考えられるので、飼育ケースはこまめに掃除して清潔を心がけてください。

●精巣炎・精巣腫瘍(オス)
★症状…精巣が炎症をおこし精巣自体がはれます。左右の精巣の大きさが違ったり、脱毛したりします。触診して、精巣自体が大きければ精巣炎を疑いますが、精巣の形がいびつになっていれば精巣腫瘍を疑います。
★治療…精巣炎は消炎剤や抗生剤をあたえ、腫瘍の場合は腫瘍の治療を行います。

 

その他

●腫瘍・膿瘍
★症状…皮膚の内側にしこりのようなものがあらわれます。コリコリしていれば腫瘍、プヨプヨしていれば膿瘍がうたがわれます。腫れている部分を針でさして内容物を顕微鏡でみて判断します。
★原因…肩・のど・胸・下腹部の皮膚や骨、内臓などあらゆる部分にできます。特定はできませんがカロリーやタンパク質のとりすぎ・ホルモンバランスのくずれ・ウイルス・細菌感染など様々なケースが考えられます。
★治療…膿瘍であれば抗生物質をあたえたり手術で切除します。
腫瘍には良性と悪性とありますが、悪性でも元気に寿命まで生きる子もいます。ハムスターやマウスは寿命が2年前後と短命なので、発見した時点で高齢のために切除できない場合や、麻酔のリスクや出血による危険性などを考えると手術すると危険な場合があります。
そのため、危険を覚悟の上でも手術をするか、完治はしなくても薬をのませることで腫瘍の進行を遅らせてストレスのない少ない余生をすごさせるか、どちらにするか獣医さんとよく相談してきめてください。
★予防…膿瘍は外傷をつくらないようにすることで防ぎます。予防が難しいので早期発見を心がけ、小さいしこりでもすぐに病院に行くようにしてください。

●肝臓病(肝炎・肝不全)
★症状…食欲の低下・下痢・体重の減少のほか、進行する主瘤や腹水でおなかが膨張してきます。黄疸などの症状がでることもあります。
★原因…細菌やウイルス感染によるものが多いとされています。また、ストレスや食事が原因になることもあります。
★治療…抗生物質や強肝剤を与えます。同時に食事療法も並行して行います。
★予防…飼育ケースはこまめに掃除して清潔を心がけ、栄養バランスのよい食事をあたえてください。

●腎臓病(腎不全)
★症状…食欲の低下・血尿のほか、体がむくんでくるのが特徴です。水を飲む量が増えたり、おしっこの回数が増えた場合も腎臓障害の疑いがあります。
★原因…老化にともなって発生する病気です。ウイルスのほか、タンパク質や塩分の多い食事などが原因と考えられます。
★治療…水分を十分にあたえ、体の中の老廃物を外に排泄させます。同時に食事療法もおこないます。
★予防…普段からタンパク質や塩分の多い食品はさけて、野菜を中心とした食事をあたえてください。新鮮な水を毎日用意して、体の中からきれいにしてあげてください。

●熱射病・日射病
★症状…ぐったりとして呼吸が荒くなります。神経にも異常がでて、頭をふらふらさせながら歩きます。早く治療をしないと脳や心臓が壊されて命をおとします。
★原因…真夏の直射日光があたる場所にケージをおくことでおこります。
★治療…冷風などで体を冷やし、酸素吸入をおこないます。
★予防…26℃以上の状態におかないことです。30℃を超えると短時間でも熱射病になることがあります。適度に風通しのよい、25℃以下の場所で過ごさせるようにしてください。

●擬似冬眠
★症状…体が冬眠のために温度をさげてしまい、冷たくなって死んでしまったような状態になります。そのままにしておくと本当に死んでしまうので危険です。体が弱っているときは回復が望めないことがあります。
★原因…部屋の温度が5℃以下にさがると、冬眠と勘違いすることで起こります。
★治療…息をしていて体が上下していれば擬似冬眠です。
部屋を暖め、手や体などにあてて人肌で包んだり、タオルで包んでドライヤーの風が直接あたらないようにあてるなどしてゆっくりとあたためます。湿度を嫌う生き物なので、決してお湯につけてはいけません。
動きだしたらブドウ糖やはちみつなどの糖分を与えます。時間の経過や固体によってはそのまま凍死することがあります。
★予防…部屋を20〜24℃に保つようにしてください。特に冬の夜中から明け方は要注意です。パネルヒーターやオイルヒーターなどを使用して、寒さには充分気をつけてください。

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